子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

2023-11-01から1ヶ月間の記事一覧

心ってどこにあるのでしょう?

『心ってどこにあるのでしょう?』 こんのひとみ 作/いもとようこ 絵 (金の星社) 2018 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=…

かぜビューン

『かぜビューン』 tupera tupera作・絵(Gakken)2018 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.g…

うしはどこでも「モ~!」

『うしはどこでも「モ~!」』 エレン・スラスキー・ワインスティーン 作/桂かい枝 訳 (鈴木出版) 2008 動物の鳴き声の表現の仕方は言語によって、ずいぶん違いますよね。日本でいちばん広く知られているのは、英語の犬の鳴き声「bow wow」や、鶏の「cock…

レターセット

レターセット 番外編の、100円ショップグッズの紹介。 今回はどこの100円ショップでも大体入手可能な便箋です。 日本語の初級文法のテキストに、「〇〇に電話をかけます」「〇〇に手紙を書きます」という文型を教える単元があったので、余っていた便箋を3、…

くだもの なんだ

『くだもの なんだ』 きうちかつ 作・絵 (福音館書店) 2007 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments…

きんぎょがにげた

『きんぎょがにげた』 五味太郎 作 (福音館書店) 1982 以前、紹介した『くろねこさん しろねこさん』と同じく、「どこ?」の意味を子供が自然に解することができる絵本です。 金魚が金魚鉢から逃げて、いろんな所へ隠れるので、「金魚はどこ?」「ここ!」…

しろくまちゃんのほっとけーき

『しろくまちゃんのほっとけーき』 わかやまけん 作 (こぐま社) 1792 しろくまちゃんがホットケーキを作って、お友達と食べてお片付けするまでのお話です。 「ホットケーキを作ります」「卵と牛乳を混ぜます」「お皿を洗います」といった基本表現だけでな…

まるまるまるのほん

『まるまるまるのほん』 エルヴェ・テュレ 作・絵 / 谷川俊太郎 訳 (ポプラ社) 2010 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[…

こぐまちゃんおはよう

『こぐまちゃんおはよう』 わかやまけん著 (こぐま社)1970 こぐまちゃんが朝起きて、寝るまでの1日の生活が描かれています。 日本語の授業で、「起きます」「ご飯を食べます」「学校に行きます」「帰ります」「寝ます」など、日々のルーティンを表す言葉を…

大ピンチずかん

『大ピンチずかん』 鈴木のりたけ (小学館) 2022 (function(b,c,f,g,a,d,e){b.MoshimoAffiliateObject=a; b[a]=b[a]||function(){arguments.currentScript=c.currentScript ||c.scripts[c.scripts.length-2];(b[a].q=b[a].q||[]).push(arguments)}; c.getE…

せかいの「おはよう」

『せかいの「おはよう」』 こがようこ 著/下田昌克 イラスト/岡本啓史 監修 (童心社) 2023 互いに日本語能力に差がある子達を相手に、教師一人で授業をしないといけないときなど、便利です。 いろんな国の「おはよう」の言い方、子供の朝の過ごし方、学…

かげはどこ

『かげはどこ』 木坂涼 文/辻恵子 絵 (福音館書店) 2003 子供の詩のような素朴な文章です。 水の中に見える自分の影は「ゆらゆら」と揺れています。 階段を上るときのママの影は「かっくんかっくん」と曲がっています。 夕方になると僕の影は「びよーん」…

エコナポーカー

『エコナポーカー』(Seria) 絵本じゃないですが、日本語教育に使える100円ショップグッズを紹介。 エコナポーカーは、セリアのおもちゃコーナーで見付かります。 日本語能力レベルがバラバラの子供達数人を教師一人で見ないといけないときなどに、おすすめ…

いろいろかえる

『いろいろかえる』 きくちちき 作 (偕成社) 2021 動詞の辞書形を教える際の導入に使えます。 「緑色のカエル。食べます。食べるのが好き。食べることが好きです」 「青色のカエル。泳ぎます。泳ぐのが好き。泳ぐことが好きです」 など、子供の理解度や様…

さんぽのしるし

『さんぽのしるし』 五味太郎 (福音館書店) 1986 うさぎが行く先々で、いろんな標識に出くわします。 次のページをめくると答えが分かる、謎かけ→解明パターンが続く本なので、低学年や中学年の子には興味を持たせやすいです。 「これは何のマーク?」 と…

みずたまり

『みずたまり』 殿内真帆 作 (フレーベル館) 2016 家の前にできた水たまりに、男の子が毎日話しかけます。 「今日は何が見えた?」 と男の子が聞くと、水たまりが、 「今日は虹が見えた」 と答えます。また別の日、 「今日は何が見えた?」 と男の子が尋ね…

ぽたぽたとぷん

『ぽたぽたとぷん』 谷川俊太郎 作/今井弓子 絵 (さ・え・ら書房) 1979 オノマトペ、特に擬音語については、日本語を学習する子供の勘は目を瞠るものがあります。 「A君が、僕をバーンってした」 「(蛇が大きな動物を)食べて、お腹がバーンってなる」 …

かさ

『かさ』 松野正子 作/原田治 絵(福音館書店) 1992 日本語ゼロレベルの子に、初めて授業をする際は私はたいがい、ぬり絵をさせます。 子供が手にしたクレヨンや、子供がぬった色などを指しながら、色の名前を復唱させます。 ぬり絵を終えたら、(もしくは…

おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん

『おじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃんのおじいちゃん』 長谷川義史 著 (BL出版) 2000 読み上げるのは疲れますが、確実にウケます。 ただ、小学一年生あたりだと、少々反応が薄いです。 内容がまったく理解できないというわけではないのですが、幼す…

どうぶつのおかあさん

『どうぶつのおかあさん』 小森厚 文/薮内正幸 絵 (福音館書店) 1977 いろいろな動物のお母さんが登場して、子供を日頃どうやって移動させているか教えてくれる本です。 ライオンのお母さんが子供の頭をくわえて運ぶページで、 「えー」 と子供が声を上げ…

くろねこさん しろねこさん

『くろねこさん しろねこさん』 得田之久 文/和歌山静子 絵 (童心社) 2014 日本語学習を始めて、主な色や動物の名称を覚えてもらったら、すぐに読み聞かせ可能な本です。 表紙の絵を指しながら、「ねこ」「くろ」「しろ」「くろねこ」「しろねこ」などと…

りんごかもしれない

『りんごかもしれない』 ヨシタケシンスケ 作 (ブロンズ新社) 2013 自宅のテーブルに置いてあったりんごを見て、 「これは、りんごに見えるけど、大きなさくらんぼかもしれない」 とか、 「ゼリーかもしれない」 とか、 「僕が好きかもしれない」 とか、男…

まわるまわる

『まわるまわる』 宮西達也 作・絵 (鈴木出版) 2009 ただ、「まわるまわる」という言葉が繰り返されるだけの絵本ですが、タイヤや扇風機やプロペラなどが次々に出てきて、コミカルな趣です。 子供は喜びます。 読み聞かせてもいいですし、他の子供を見てい…

サンドイッチ サンドイッチ

『サンドイッチ サンドイッチ』 小西英子 作 (福音館書店) 2005 パンを用意して、バターを塗って、レタスを載せて……サンドイッチを作る手順が描かれています。とても美味しそうです。 日本語を習いたての子には、「パン」「トマト」「きゅうり」など、食べ…