子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

くだもの なんだ

『くだもの なんだ』 きうちかつ 作・絵 (福音館書店) 2007

 

 

謎提示→次のページで解明、のパターンが繰り返される絵本です。

果物の断面図の白黒絵をまず見せて、「これ、なに?」と子供に尋ねます。大人の学習者と違って、一生懸命考えてくれます。数の子供相手だと互いに競ってくれ、クイズ大会になるので、より白熱します。

授業時間がほんの少し余ってしまったときとか、時間を潰せて便利です。

りんごやバナナほどメジャーではない果物(柿、枇杷など)も出てくるので、早くても日本語学習を始めて一月後ぐらいからが良いでしょうか。

最初に、この絵本に出てくる果物の名前を一通り教えてから、本を颯爽と出して、「では、これはなに?」と訊くのもいいですね。