『ほんとかな ほんとかな』 多田ヒロシ 作 (1979) こぐま社
子豚のぶうちゃんと、子ウサギのぴょんちゃんの絵本のシリーズの一冊です。
ぶうちゃんは木登りができるかな?
ぴょんちゃんはサッカーができるかな?
わあ、上手にできる…と思ってページをめくると、くすっと笑えるお茶目な事実が分かります。
言葉が平易で、「できる」「泳げる」「持てる」など、可能形の動詞が繰り返し出てくるので、可能形を習った後にお勧めです。
『ほんとかな ほんとかな』 多田ヒロシ 作 (1979) こぐま社
子豚のぶうちゃんと、子ウサギのぴょんちゃんの絵本のシリーズの一冊です。
ぶうちゃんは木登りができるかな?
ぴょんちゃんはサッカーができるかな?
わあ、上手にできる…と思ってページをめくると、くすっと笑えるお茶目な事実が分かります。
言葉が平易で、「できる」「泳げる」「持てる」など、可能形の動詞が繰り返し出てくるので、可能形を習った後にお勧めです。
『いっしょにごはん』 スギヤマカナヨ (くもん出版)2010
表紙にも「向かい合って読む絵本」と書いている通り、子供一人と大人一人が向かい合って、本を間に置いて読むスタイルの絵本です。
本を開くと、子ども側に子供用の食事、読み手の大人側に大人側の食事が描かれており、一緒に食卓を共にするような臨場感が味わえ、低学年児童が喜びます。
「ちいさい おにぎり むしゃ むしゃ」とか「ひとくち どうぞ」など、表現は非常に平易で、それでいて未習の語彙や文法をすぐに察して真似することができるような文章です。
「たべよう」「のもう」「こぼしちゃった」「たべちゃった」といった表現も出てくるので、文法の予習にも。
『モーっていったの だあれ?』 ハリエット・ツィーフェルト 文/シムズ・ターバック 絵/はるみこうへい 訳 (童話館出版) 1998
以前、『うしはどこでも「モ~!」』という本を紹介しましたが、こちらも動物の鳴き声が題材なので、ちょっと似ているかもしれません。
おんどりや豚や犬やロバなど、さまざまな動物が出てきて、それぞれの動物の鳴き声を日本語ではどのように表現するか学習できます。
なるべく本物に近づけた声音で鳴き声を読んでやると、子供が喜びます。
また、「あなたの国ではどう? 犬はどんな風に鳴く?」と尋ねると、子供もつられて楽し気に表現してくれ、会話も弾みます。
『メリーさんのひつじ』 ウィル・モーゼス 作/こうのすゆきこ 訳 (福音館書店) 2014
童謡「メリーさんの羊」は、日本でも有名ですよね。ただ、この歌が実話であることは日本ではあまり知られていないかもしれません。
この絵本は、アメリカの片田舎で育った女の子メリーと、メリーの家に生まれた子羊の、本当にあった物語です。いつも一緒のメリーと羊でしたが、やがてメリーが学校に通う年齢になります。メリーが学校へ行こうとして家を出ると、羊はメリーのあとをどうしてもついてくる。仕方なくメリーは羊を学校まで連れていき、教室の机の下に隠しますが、とうとう皆にばれてしまい、大騒ぎ……。
という内容です。
当時のアメリカの牧歌的な田舎町の雰囲気が丹念に描かれており、アメリカに興味のある子や、ルーツのある子には興味深いかもしれません。
以前、アメリカ出身・日本育ちの男の子に日本語の授業をする機会があり、読んでやりました。
文章はやや難しく、日本語中級レベルから読み聞かせ可能です。