子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

2024-03-01から1ヶ月間の記事一覧

かさ かしてあげる

『かさ かしてあげる』 こいでやすこ 作 (福音館書店) 2002 雨が降り出しました。ある女の子が、傘がなくて困っています。そこへ、いろんな動物が「傘かしてあげる」と声をかけてくれるお話です。 アリの傘は小さすぎたり、ウサギの傘は雨漏りしたり、クマ…

しりとりのだいすきなおうさま

『しりとりのだいすきなおうさま』 中村翔子 作/はたこうしろう 絵 (鈴木出版) 2001 日本語の授業の時間が半端に余ったときなど、ゲームをすることがあります。しりとりもその一つです。たかがしりとりですが、外国人の子供は大喜びして盛り上がります。 …

くるま はこびます

『くるま はこびます』 小風さち 文/鈴木周作 絵 (福音館書店) 2013 キャリアカーは数台の車を一度に運ぶことのできる大きな車です。 本書では、中古車センターにやって来て、中古車6台を慎重に積み込み、運んでいく様子が描かれています。 子供も、日常…

よく見て! 目のトリック 錯視・錯覚

『よく見て! 目のトリック 錯視・錯覚』 曽木誠 監修/市村均 文/伊東浩司 絵 (岩崎書店) 2016 『ウソ? ホント? トリックを見やぶれ』というシリーズの第一巻です。 同じ大きさのクッキーが二つあります。一方のクッキーは大きいお皿に入れてあります…

おうさまがかえってくる100びょうまえ!

おうさまがかえってくる100びょうまえ!』 柏原佳世子 作 (えほんの社) 2021 日本語では、二けたの数字を言うときは、十の位を先に言って、一の位を言いますよね。しかし、母語が逆なのか、三か月たっても、「60」を「じゅうろく」などと言い間違い続…