子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

ねみちゃんのチョッキ

『ねみちゃんのチョッキ』 なかえよしを 作/上野紀子 絵 (ポプラ社) 2023

 

 

ねずみくんの着ているチョッキは、お友達のねみちゃんが編んでくれたものです。いろんな動物がそのチョッキを見て、「ぼくも欲しい」と欲しがります。

すると、ねずみくんは「ねみちゃんが作ってくれる」と毎回答えます。そのときに「えっ」と、端でねみちゃんが小さく顔を出すのが繰り返されるのが愉快です。

最後のオチも子供が笑ってくれます。

授受表現の「~てくれる」を教える際に便利です。

 

「~てあげる」については、以前記事にした、『かさ かしてあげる』(福音館書店)『あきらがあけてあげるから』(PHP研究所)がお勧めです。

子供がすんなり理解してくれます。