『あきらがあけてあげるから』 ヨシタケシンスケ 作・絵 (PHP研究所) 2021
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まだ小さいあきら君は、お菓子の袋を開けられません。だから、お母さんに開けてもらいます。
はやく大きくなって、いろんな物を自分で開けたいなあ……。あきら君の妄想は膨らみます。
「パカッ」「プシッ」「バリッ」「ガバー」など、物を開ける多様な音が出てくるので、オノマトペの学習にも使えますし、また、「~てあげる」「~てもらう」という文型の予習や復習にも使えます。
日本語学習だけでなく、内容が楽しいです。あきら君の妄想が面白くて、「そんなものまで開けちゃうの?」と子供がびっくりして笑ってくれます。
また、父親が子を思う気持ちも描写されていて、子供が周囲の大人の気持ちに気付くきっかけにもなりそうな素敵な本です。