子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

かさ かしてあげる

『かさ かしてあげる』 こいでやすこ 作 (福音館書店) 2002

 

 

雨が降り出しました。ある女の子が、傘がなくて困っています。そこへ、いろんな動物が「傘かしてあげる」と声をかけてくれるお話です。

アリの傘は小さすぎたり、ウサギの傘は雨漏りしたり、クマの傘は重すぎたりしますが、それが楽しいところで、読み聞かせていると子供がすかさず「(傘が)小さい!」「(傘が)ニンジンだよ!」などとツッコミを入れてくれます。

ごく初期の学習段階で読み聞かせることができますが、授受表現の「~てあげる」を教える際に、もう一度使えます。