子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

さんぽのしるし

『さんぽのしるし』 五味太郎福音館書店) 1986

 

 

うさぎが行く先々で、いろんな標識に出くわします。

次のページをめくると答えが分かる、謎かけ→解明パターンが続く本なので、低学年や中学年の子には興味を持たせやすいです。

「これは何のマーク?」

と尋ねると、子供は必死で考えてくれ、

S1「かいだん!」

S2「あな!」

などと答えてくれます。

子供が複数いると、競って答えてくれます。

S3「……水の上に、ある!」

T「そうそう、川の上にある。"橋"だね。よく分かったね」

など、一生懸命言いたいことを言おうとするので、こちらの思うつぼです。

 

授業の初めや合間、子供がなんとなくだらけているときや、授業の時間が少しだけ余ったときなどに。