子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

へび のみこんだ なに のみこんだ?

『へび のみこんだ なにのみこんだ?』 tupera tupera 著 (えほんの社) 2011

 

 

「へび、のみこんだ。なに、のみこんだ?」

とこちらが問うと、蛇のふくらんだ体を見て、子供は一生懸命考えてくれます。次のページで答えが分かります。謎提示→解明の繰り返しパターンの絵本です。

語彙の勉強になります。

子供一人でもいいのですが、やはり複数の子を相手にして読んだ方が、「車!」とか「タコ!」とか「子供!」とか、競って答えようとしてくれ、盛り上がります。

うろ覚えの単語を必死で思い出そうとする子、挙手しておきながら指名されるのを待たずに答える子、つい母語で答えてしまう子、いろんな子がいて、子供らと楽しく過ごせる絵本です。