子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

しろくまちゃんのほっとけーき

しろくまちゃんのほっとけーき』 わかやまけん 作 (こぐま社) 1792

 

しろくまちゃんのほっとけーき

 

しろくまちゃんがホットケーキを作って、お友達と食べてお片付けするまでのお話です。

「ホットケーキを作ります」「卵と牛乳を混ぜます」「お皿を洗います」といった基本表現だけでなく、「どろどろ」「ぷつぷつ」「しゅっ」「ぺたん」といった、ホットケーキの生地が焼けるまでのオノマトペにも慣れ親しめます。

日本語学習を始めたばかりの児童には、やはり幼児用絵本の出番は多いですが、以前、20代の留学生十数人(学習2、3年目)のクラスに授業をしていたときも、ちょっとオノマトペを学んでもらうためにこの本を読み聞かせたことがあります。大人の日本語学習者は結構オノマトペがおろそかになっているままのことが多いので、そういう意味ではこの本も、学習3週目ぐらいから2年目ぐらいの幅広い層に読み聞かせ可能なものです。