子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

ぽたぽたとぷん

『ぽたぽたとぷん』 谷川俊太郎 作/今井弓子 絵 (さ・え・ら書房) 1979

 

 

オノマトペ、特に擬音語については、日本語を学習する子供の勘は目を瞠るものがあります。

「A君が、僕をバーンってした」

「(蛇が大きな動物を)食べて、お腹がバーンってなる」

「手をパチパチします」

などなど。

「鉛筆がぽーんと落ちた」

とか、擬態語も上手ですね。

大人の学習者と違い、抵抗なく吸収する様子です。

得意分野であるならば、どんどん教えて、伸ばすのが良策でしょう。

本書は、さまざまな水の様子を表すオノマトペが登場します。

水道から水が流れる音、滝の音、川の音、雨の音…。

日本語学習が間もない子から、2、3年間学習している子まで、幅広く読み聞かせ可能な本です。