子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

みらいのえんそく

『みらいのえんそく』 ジョン・ヘア 作/椎名かおる 文 (あすなろ書房) 2019

 

 

数十年後の遠足は一体どんなものでしょう?

子供達は宇宙船に乗って、月へ行くのかもしれません。

文章は少ないながら、語彙や文法が難しい箇所がところどころあり、初中級レベルです。ただ、絵だけでもストーリーが充分分かるので、初中級の子だけでなく、ごく初級の子でも楽しめます。

皆で一緒に読むのもよいですし、また、他の子の指導などで手が離せない時に、早く課題が終わった子に、「ちょっとこれ、見ててねー」と渡すことも可能です。

子供にとって、未来への想像を大いに掻き立てられるお話です。