子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えていた日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

いっしょにごはん

『いっしょにごはん』 スギヤマカナヨ (くもん出版)2010

 

 

表紙にも「向かい合って読む絵本」と書いている通り、子供一人と大人一人が向かい合って、本を間に置いて読むスタイルの絵本です。

本を開くと、子ども側に子供用の食事、読み手の大人側に大人側の食事が描かれており、一緒に食卓を共にするような臨場感が味わえ、低学年児童が喜びます。

「ちいさい おにぎり むしゃ むしゃ」とか「ひとくち どうぞ」など、表現は非常に平易で、それでいて未習の語彙や文法をすぐに察して真似することができるような文章です。

「たべよう」「のもう」「こぼしちゃった」「たべちゃった」といった表現も出てくるので、文法の予習にも。