子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えていた日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

2024-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ぶた いろいろなきもち

『ぶた いろいろなきもち』 ユリア・ヴォリ 作・絵/迫村裕子 訳 (文溪堂) 2006 リンク 『絵本で教えるにほんご』の中で、同シリーズの別の本も紹介されていますが、こちらもお勧めです。 「たのしい」「かなしい」「こわい」などの感情にまつわる語彙や、…

わたしの て

『わたしの て』 ジーン・ホルゼンターラー 文/ナンシー・タフリ 絵/はるみこうへい 訳 (児童館出版)2002 私達の手は、普段いろんなことに使われます。ボタンを留めたり、ファスナーをしめたり、靴の紐を結んだり……。 日常のいろんな手の動作を絵で分か…

ともだちはマーメイド

『ともだちはマーメイド』 ブライオニー・メイ・スミス 作・絵/ひびのさほ 訳 (岩崎書店) 2023 人間のモリーと、人魚のメルリンのお話です。 表紙でお分かりのように、ファンタジーです。人魚がでてきますし、起こる事柄も現実にはありえないのですが、非…

ぼく・わたし

『ぼく・わたし』 高畠那生 (絵本館) 2003 ある男の子と、ある女の子の苦手なものと得意なものが交互に出てきます。 「苦手」「得意」などの語句を知らなくても、絵や文脈や、読み聞かせする際の読み手の表情などで、多くの子が推測可能です。 また、まだ…