子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

ケーキになあれ!

『ケーキになあれ!』 ふじもとのりこ 作 (BL出版) 2014

 

 

アップルパイやロールケーキ、オレンジタルトなど、美味しそうなケーキが次々に登場します。

語彙学習としては、果物やケーキの名前が覚えられ、ごく初期の学習者にも学びがあります。また、命令形を習った後などにもよいですね。

先日、一部の子供達に命令形を教える際に、ついでに読もうと思って、用意していたのですが、思いのほか時間がかかり、終業ギリギリになり、今日はもう絵本は読めないなあと諦めていたら、

「なにかよんで!」

と子供に言われ、教卓の上に置いてあったこの本を目ざとく見つけられました。

「これ、よんで!」

「いや、あと2分ぐらいでチャイム鳴るから、今日は駄目だよ。また今度……」

「はやくよんで!」

といった経緯で、結局、高速で読みました。

 

子供達の反応は上々でした。

高速で読んでも、分かりやすく、子供が楽しめる絵本のようです。