子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

自然のものでそろえる ビンゴカード

『自然のものでそろえる ビンゴゲーム』(Seria)

 

 

引き続き、100均グッズの紹介。

雲、草、木、葉っぱ、水たまりなど、自然物が描かれたビンゴゲームカードです。セリアのおもちゃコーナーで見付かると思います。

本来は、お散歩などしながら、子供に見つけたものをチェックさせるような使い方をするみたいですね。

私は日本語の語彙の授業に使いました。低学年7人の子供達に配って、私が無作為に一枚くじを引くかたちでやってみたところ、大興奮で、

「やったー! ビンゴ!」

「わたし、わたし、二つビンゴ!」

「わたし、三つビンゴ!」

と、こっちが驚くほど盛り上がりました。高学年ならもっと落ち着いてできたかもしれません。

 

ただ、一つひとつの言葉は、1回や2回聞いてそうそう覚えられるものではないので、ゲームが終わったら、雲や木や葉っぱの絵を描いて、

T「はい、これなに?」

S「くも!」

T「これは?」

S「……」

T「木」

S「き!」

といった感じで、復習は必須ですね。

 

happylilac.net

 

上記にリンクを貼りましたが、ネットでも、語彙の勉強ができる似たようなビンゴカードは見つかります。数字はもちろん、日用品や、動物や、体の部位や、形容詞、動詞など様々な単語が学べます。

ビンゴなど、大人なら賞品でもない限りやってられませんが、子供はなかなか飽きません。互いに日本語能力差がある子達でも、皆で一緒にできる学習活動なので、便利です。