子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

ぶんぶくちゃがま

『ぶんぶくちゃがま』 あかぎかんこ 文/なかがわだいすけ 絵 (埼玉福祉会) 2017

 

ぶんぶくちゃがま

 

日本語が苦手な方や、知的障害のある方、認知症の方などのために作られたそうで、LLブックというシリーズ本の一つです。

分かりやすい易しい日本語が使われており、絵文字まで添えられています。イラストや絵文字のおかげで、子供が未習の単語が出てきても、理解が容易です。

日本の有名な昔話は、日本語だけでなく日本の歴史や文化、生活習慣を学ぶことができますし、国語をはじめとする教科学習の際も引用されることがあるので、日本の小学校に通う外国人児童にはたくさん接する機会を作ってあげたいところです。同シリーズで、昔話ものがもっと刊行されるといいなあと思います。