子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

地球をほる

『地球をほる』 川端誠BL出版) 2011

 

 

穴を掘って、地球の裏側へ行こう! と決めた男の子たちの冒険です。

地面の中にはいろんな物が埋まっています。ゴミや石や岩だけでなく、土偶や、恐竜の化石や……。

本を見せていると、「なにこれ」「なにこれ」と子供たちが聞いてきます。UFOのようなものや、宇宙人だか地底人だか、怪しげなものも出てきて、絵を見ているだけでも楽しいです。

ただ、お話の後半はアメリカが舞台となり、英語で読み聞かせねばなりません。

つまり、英語を解する児童向けです。そして、読み聞かせる側は、英語の発音に自信ある人向けです。

 

私は……あまり自信ないほうですが、勇気を出して、英語圏の児童に読んでみました。

読み終えて、

「大丈夫だった? 先生、下手だった?」

と聞いたところ、

「ううん」

と首を振ってくれましたが、どうでしょう。本音は分かりません。

内容は、

「面白かった」

と言ってくれたので良しとします。