子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

ぐる ぐる ぐる

『ぐる ぐる ぐる』 内田麟太郎 作/長野ヒデ子 絵 (金の星社) 2016

 

ぐる ぐる ぐる

 

のんちゃんの指は魔法のようです。のんちゃんがぐるぐると指を回すと、トンボもイノシシも、お化けだって、ぐるぐると目を回し、ふらふらになってしまいます。のんちゃんは更に大きな物も、指一本でふらふらにしてしまうのですが……。

先日、一年生と二年生に読み聞かせましたが、彼らがこれまでの短い人生で、目が回るという経験をあまりしていない虞もあるので、こちらから指示して、ちょっとくるくる回ってもらって、実際に目を回す体験をしてもらってから、本書を読みました。

楽しかったようで、読後、立ち上がって自分たちで再びぐるぐると回り出し、目を回して床に倒れ込み、ふうーと満足していました。

というわけで、本書の読み聞かせは、授業の最初や合間ではなく、最後が良さそうです。