子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

きょうりゅうのたまご

「きょうりゅうのたまご」  なかがわちひろ 作・絵 (徳間書店) 2000

 

 

先日、「~の匂いがします」「~の音がします」「~の味がします」という表現を教えた際に、授業の最後に読みました。

 

主人公の男の子が恐竜とともに、恐竜の卵を探すお話です。

易しい日本語に直して、

「(博物館の恐竜は死んでいるので)恐竜の匂いがします。でも、悲しい匂いです。恐竜は泣きました」

といった具合に読みました。

恐竜のお話ですが、優しい絵とストーリー展開で、女児も興味をもって聞いてくれる絵本です。卵が孵るシーンなど、わあ、と小さく歓声が上がります。