子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えていた日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

これ だれの?

「これ だれの?」 みやこしあきこ 作 (ブロンズ新社) 2013

 

表紙:これ だれの?

 

鋏や植木鉢、花、エプロン、じょうろ、スコップ、長靴などが見開きで現われます。

さて、この持ち物は、誰のだろう?

「これ、誰の? 何の仕事してる人?」

と子供に尋ねます。

「花屋さん!」

と子供達が元気よく答えてくれます。

他にも、お医者さんやバレリーナ、絵描きさん、郵便屋さんなどの持ち物が登場します。

「これ、誰の?」と子供らに見せれば、日本語でdoctorは何と言ったかなあ、と子供は一生懸命考えてくれます。

少し日本語にレベル差がある子達が混在しているときでも、単発で職業名を覚える語彙の学習になるので、使えます。

バレリーナのページでは、低学年女子は真似したくなるようで、立ち上がって、「先生見て!」とくるくる回ったりします。