子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えていた日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

すきになったら

『すきになったら』 ヒグチユウコ 作 (ブロンズ新社) 2016

 

表紙:すきになったら

 

ワニを好きになった女の子の気持ちが、詩的にしっとり語られます。

「好きになったら、知りたくなる」「温かくなる」といった調子で、「~になる」「~くなる」の表現が繰り返されるので、授業でこの文型を教えた後にお勧めです。

ちょっと難しい単語もちらほらあり、初級では文章全てを完全に理解することはできないでしょうが、絵とともに雰囲気は伝わるので、特に説明せず、流して読んでよいと思います。

 

★出てくる主な文法

「~くなる」「~になる」

「~たら」

「~てもらう」「~てあげる」

「~てくる」