子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

おやゆびさん

『おやゆびさん』 風木一人 作/ひろかわさえこ 絵 (鈴木出版) 2012

 

親指さんは、他の指たちと離れていて、いつもちょっと寂しそうです。人差し指さんと中指さんは仲良しです。人差し指さんと薬指さんが仲良くするのはちょっと大変。でも薬指さんは、小指さんと仲良し。では、親指さんは……?

 

指の名前を子供に自然に覚えさせることができます。

「薬指」は、「なんで、くすり?」と子供に驚かれました。

「薬をつけるから。こうやって」と言ったものの、しばらくしてから、間違いなかったかな、とふと心配になり、後で調べて確認したのは私です。確信のないことはその場でも、しっかり確認しないといけませんね。

読んでやっている間、子供が絵本を真似て、自分の指と指をくっつけたり、手を握ったりするのが可愛くて、頬が緩みました。

 

※残念ながら、表紙画像は見つかりませんでした。