子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えていた日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

はんぶんこ!

『はんぶんこ!』 よねづ ゆうすけ 作 (講談社) 2021

 

 

「ねこさんが おさかなを… はんぶんこ!」

「ねずみさんが ちーずを… はんぶんこ!」

いろんな動物が、食べ物を二匹でシェアします。

語彙学習にもなりますが、「〇〇が〇〇を半分こ」という分かりやすいフレーズが繰り返されるので、文型も容易に身につきます。

先日は、途中で小学四年生の子が、

「僕が動物と食べ物の名前を言うから、先生が『はんぶんこ』って言って!」

と英語で提案してきたので、その伝でやりました。既習単語ばかりではあるけれど、全部ちゃんと日本語を自分で思い出して言えるかな、と内心心配しましたが、全部しっかり言えました。ちょっと自信もつけてくれたようで、良かったです。