子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えていた日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

おどってる こまってる

『おどってる こまってる』 高畠那生 作・絵 (フレーベル館) 2023

 

(お取り寄せ)【絵本】おどってる こまってる(3歳ごろから)

 

踊っている人と困っている人が交互に出てくる愉快な絵本です。文体もリズミカルで、読んでいると、つい踊りたくなってしまう楽しさです。

現在進行形の「~ている」の用法が何度も出てきますが、現在進行形を習った直後にすぐ読み聞かせると、ちょっと子供の理解が追いつかないかもしれません。「~てる」という正確な文法でないことや、他に出てくる表現もいくつか少々難しいのがネックです。

その後に習うことの多い文型「~のに」も複数回出てくるので、それを学習した後が狙い目です。

 

★出てくる主な文法

「~ています」「~ている」

「~たら」

「~ちゃう」

「~ても」

「~のに~」「~けれど~」

可能形

「~ながら~」

「~っけ?」

「~すぎる」

「~とき」