子どもの日本語教育におすすめの絵本を紹介するブログ

外国人散在地域で外国人児童に日本語を教えている日本語教師です。私の備忘録も兼ねていますが、プロアマ問わず同じ活動をされている方と情報交換もできたらと思います。

まほうのコップ

『まほうのコップ』 藤田千枝 原案 /川島敏生 写真/長谷川摂子 文 (福音館書店) 2012

 

 

水をたたえたコップの後ろに物を置くと、ぐんにゃり曲がったり、一つのものが二つに見えたりします。

本の中に、「ひとつ、ふたつ、みっつ……」という表現が出てくるので、授業で「ひとつ、ふたつ……」という数え方を教えたときに、ついでに読んであげました。

動物の「サイ」や、「おたま」「急須」「泡だて器」など、あまり初級とはいえない単語が多く出てくるので、どうかなあと思ったのですが、いろんな物の形が曲がったりする様子が楽しかったようで、子供達には結構ウケました。

特定の日本語の表現をしっかり学べる本というわけではないですが、たまにはこんなのもいいです。